独学の近況

□■ 総論 ■□

♪♪ ノートを集約

 平常では1週間で何曲も練習するので、1曲1冊では鞄が重くなる。そうなるってわかってても、1曲1冊の美しさに惹かれ、守ろうとしていた。今後は、段階的に集約を進める。

 

♪♪ 脱力という現象

 身体の神秘。現象といったほうがいい。条件がそろうと起こる結果的なもの。

フワ~っと10秒間、あ、これ? 今なってたかもー!!!

 

♪♪ 新曲優先

 ダラダラ進めてきた新曲。それが、もう次回の練習会で弾けるんじゃないかって思ったとたんに、集中力が10倍に跳ね上がり、まとまった時間がほしくなる。したがって、他の曲は練習できない。こんな状況だから、もう、献呈なんてどうでもよくなる。

 

♪♪ 「基礎」 

 これも、身体の神秘。鍵盤上で指に過酷な負荷を与えると、神経ネットワークが精緻化されながら木の根のようにのびて広がり、指先を経てハンマーまで達するか。自在に動く筋金入りの指と鍵盤が一体化する、、、といいな。

 ”ピアノの森”の少年期、カイは、ショパンという壁にぶち当たったことから阿字野の指導を受けることになり、倉庫のような所でつまらない練習に苦しむ。フィクション。最もそそらないピアノ。

 

□■ 各論 ■□

♪♪ ロ短調/リスト

改めて聴いた。清水 和音のCDのトラック 01。

これ、難しくないんじゃないかって思えてきた。難しく聴こえる部分は、聴き手をオクターブや濃い和音で圧倒しているだけで、全体の3分の1程度。主題の変容っていわれてるけど、聴いた感じでは難解ではない。

 

♪♪ 変奏曲 Op.41/カプースチン

 各変奏は、エビ、ホタテ、、、そう、海鮮丼だ。第5と第6変奏は、休日なら1日4小節進んだ。ここはPrestoだが、この厳しい100m走でヘトヘトになって後ろを振り返ったら、第3なんて社交ダンス。。。恐れてた第3を、今は高いところから見下ろしている。ここまで2年はかかったかな。やっと、最初から通したい気持ちになってきて、やってみたら15分ぐらいかかった。ノートが要る。定着させるため、しばらくランニングだ。

 前から気になっているが、SCHOTT版の至る所にあるPRYTHM版との違いは何? 程度も数も看過できないほどなので、いつかまとめて書くつもり。

 ジャズピアニストのA Buはカプファンみたいで、当曲に取り組んだことについて語っている。ジュリアードで弾いたっぽい。

www.facebook.com

 

♪♪ ハ狂2/リスト

 第306小節からは、手が重なったり深く腕交差したり。上記の変奏曲の第1変奏がよく効いている。

 ” Cadenza ad libitum ”を作った。高いところからイ長調で降下していくシンプルなもの。愛3の第59小節ための技術を強化するねらいもある。

 

♪♪ 8つの演奏会用エチュード Op.40 No.1/カプースチン

 ハ狂、変奏曲、ポ6で改善するんじゃないかな~。

 

♪♪ ポ6/ショパン

 主題にあるラ♭のトリルが苦手だったが、いつの間にかできるようになっててビックリ。なぜか右34がよく動く。変奏曲 Op.41の影響か。

 

♪♪ 愛3/リスト

 第26節からの2声アルペジオは、楽譜上は、低い方は左、高い方は右になっている。しかし、左はとてもやりにくいので、それを緩和するため、ピークの音だけは当初から右のみで打鍵してきた。ここをこれまで注意深く練習してこなかったので、改めて時間をかけて深い練習をしている。

f:id:kzt1976:20200627150407p:plain