独学の近況

□■ 総論 ■□

♪♪ 運指改善が終わらない原因

 もっとも古い愛3ですら、、、いや、古いから? 当時の運指は、今のやり方ではなかったな。5が4をくぐるなんて、、、

 すべての音符について指をはっきり定めて書き込むものの、その定めは、ある日突然問題になる。離鍵から次の打鍵までには、時間と距離という前提があるが、これは変えられないから工夫が必要だ。最も合理的な指リレーないし指運動になるように指を選定するのは、ちょっと楽しい。腕や指の技術が優れていれば、そんなに深く考えなくても済むことだと思う。

 

♪♪ やはり全然違う、根本から違う友人

 楽譜があれば弾ける、、、大曲ではないけれども、クラシックピアノ名曲集に載ってるような作品は30年も前に弾いたが、復習してなくても今日パラパラッとめくって弾けるという能力は、次元が違う。あの人もこの人も、、、それって普通なんだね。

 暗譜というものはその先にあって、弾いてるうちに自然にできる人もいるようだし、1小節も覚えられない、とおっしゃる人もいる。これに対して僕は、時間をかけて暗譜して、鍵盤を見て練習するのがあたりまえになっていて、読譜演奏はできない。もし、愛3の練習をやめて弾けなくなった場合、弾くためには、楽譜を読み鍵盤を見て再学習する必要がある。楽譜はそういう使い方をしている。

 友人の脳には、楽譜をみれば自然に指が動く仕組みができてるんだろうな。大人になってから始めた人だと、そういう仕組みを初級曲を用いてつくってゆく努力は、好きでたまらない曲の暗譜演奏より難しい傾向があるように思う。


♪♪「ステキー !!」

 拍手とともに、結構大きな声で、、、

 その声の主が一人で、ピアノから4メートルほどの所にいらっしゃるの見て、頭を下げ、一瞬でその頭にふたつの想いがよぎった。わぁ嬉しい励まし、、、ちゃんと練習してちゃんと弾ければ良かったなぁ~、、、

 

□■ 各論 ■□

♪♪「ランメルモールのルチア」の回想/ドニゼッティ=リスト

 優美な旋律、、、、

 それは、最初はテノールが歌う。伴奏の音域が広いためなのか、右で弾くそのテノールの音が消えてないのに、後から左の伴奏の同じ音が重なるのが気になる。溜息もそうだけど、、、

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♪♪ Variations Op.41

 久しぶりの第4変奏。9月11日に撮影して追記載。


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♪♪ ハンガリー狂詩曲 第2番

 第306小節からは、てのひらを重ねて指と指の間から指を入れたり、また腕を交差させる。右の短前打音(acciaccatura)は、かわいくて好き。この辺は難しいから、平日ルーチン。。。

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♪♪ 愛3

 第25小節は、第59小節より難しく感じるので、運指を改良した。右も左も。

 第37小節からの4小節の下段は、右を用いた省エネ運指。このテンポで2オクターブ前後の跳躍はできないことはないが、練習時間がもったいない。

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