MIDIシーケンサーの活用

 ただで使えるパソコンソフトですが、面白いことができますね。以前、『千と千尋の神隠し』の曲を耳コピしたときに使いました。今やろうとしていることは、楽譜に基づいて、オリジナルの理想の演奏を作って、電子ピアノのっとり演奏。電子ピアノには、はじめから曲のデータがあり、選択して演奏させる機能がありますが、この仕組みもMIDIをベースにしています。
 指で打鍵しなくても、パソコンが信号を電子ピアノの中にある音源に送り、音を制御します。信号の種類は88を遥かに超え、一音一音の強弱はもちろん、曲中のテンポの緩急、ダンパーペダルの動き(ハーフを含みます。)などをきめ細かく調節可能。頭を使う地道な作業で、演奏ノウハウが蓄積されるはず。練習中に聴くときは、テンポを遅くしたり、演奏を片手にしたりします。自分で作ったものであれば、その通りに演奏できそうな気がしますよね。
 今、”ゆっくりカプースチン”の試作中で、練習に絶大な効果があることがわかって目が覚めました。理想の演奏は最終段階。その前の達成可能なステップを自分で定めて取り組んでいけば、ゴールに収束していくと思います。