独学の近況
□■総論■□
♪♪ 新曲までの過酷な上り坂
ハン狂2がどうしても最優先。この練習時間が全体の8割以上を占めるという状況は、あと何ヵ月も続くと思う。他の曲の練習は、ハン狂の後の残った時間にやるしかない。もちろんヘトヘト。
こんな感じでVariationsが捗らないものの、つぎに取り組む曲は何にしようかとずっと考えている。リストの長いものの楽譜をかなり前に用意した。しかし、今は面倒くさい気持ちが強い。左が鍛えられるものがいいんだけど、、、ショパンの革命? いやいや、それは、、、曲の雰囲気が、嫌いな幻想即興曲みたいだし、、、メランコリックで悲痛な苦しみを感じる。
♪♪ 極端な独学から帰納されるもの
ちゃんと練習してる所は弾ける。これに対して、疎かになってる所は弾けない。大雑把に言ってしまえば、その通りだ。たまに、この経験則に反する事象が起きるが、それを過大に重視すると振り回されることになる。練習内容を洗練して質を上げるには試行錯誤の域を出ない練習が多大に要るし、普通の指をピアノ用の指に育てるには手間がかかるから、一定の練習量に対応する上達度は変化するだろうが、弾けるようになったとかならないとかの結果につながる最大の原因が練習量なのは、人類が滅んでも変わらない。
ある自問と向き合う。演奏技術の練習の趣旨は何か。
趣旨、、、目的、、、それは、弾けるようになることに留まらず、多様な表現の可能性を高めること、と自答する。では、それを前提にした技術的練習の課題は何か。
その1. 打鍵すべき鍵を打鍵すること
その2. ハンマーの動きを巧みに操るように打鍵すること
それを余裕綽々でできるかどうかを確かめる方法は、ハードルを上げること。
例えば、、、
課題 その1. 暗譜の場合に限ってしまうが、超ゆっくりテンポ、途中から、あるいは片手、
課題 その2. いつもと違う弾きにくいピアノ、あるいは椅子を横に動かしてオクターブ下げたり上げたり
この確かめる方法は、練習の中身の一部でもある。本来なら、極端な独学から帰納される練習の中身を体系的にまとめた上で、「一部」というべきだが、、、
□■各論■□
♪♪「ランメルモールのルチア」の回想/ドニゼッティ=リスト
かなりの技巧。でも短い。ソプラノとかテノールとかの歌。献呈より先にやりたいと思ってしまった。
♪♪ Variations, Op.41
当分の間、第2変奏までに限定する。
♪♪ ハン狂2
ひたすらピンポイント練習。少しずつ課題解消。
♪♪ 8つの、、、、Prelude
後半を徹底的に、、、
♪♪ ポ6
3日に一度は通して、60%ぐらいの完成度でキープアップ。60%だから、、、つまずいたら弾き直しとか、、、、でも頭の中の音楽の流れは止めない。こうして、間違っても慌てない精神になっていく。その場しのぎが身に付く。
♪♪ 愛3
友達からへンレ版をもらった。この版の愛3は、特異点があるので留意しなければならない。ブダペスト版も欲しいなぁ。
いつもの第59小節は、起きた直後が調子いい。ここは、両手の指が高いところから2オクターブにわたってジグザグに流れる。その進行は、規則的で一度弾いた音型をオクターブ下でも同じように弾くようになっているが、真ん中辺りで躓きやすいところがある。ていうか、音型の認識が弱くて躓きの石と化した。疲れてると、まんまと転ぶのだ。ここを今まで課題にしてこなかったなんて、自分で驚く。